昨今では、認知症になるおじいちゃん、おばあちゃんの数が急激に増加しており、それに伴い、介護などの分野でも人手不足などが叫ばれています。
昔は、現在ほど認知症になる方はいなかったとされています。それではなぜ、現在はこのように患者さんが増加されてしまったのか?というと、「医療の発達により、すぐに亡くなることが不可能になった」という理由や「長生き出来ることが可能になった」とされています。
昔であれば、「助かる見込みがない」とされていた患者さんに関しても、現在では医療分野の発達により、治る時代となりました。
このことは、とても良いことなのですが、一方で、こちらの病気になり自分自身が喪失して行くことに哀しみや絶望を感じる方々も大勢おられる、ともされています。
認知症は誰でも成りうるもの
こちらの病気を差別する方がおられますが、実際にこちらの病気はまず間違いなく誰でも成りうるもの、とされています。つまり、批判をしてしまっている方であっても、将来的に必ずなる可能性は極めて高いものであるのです。
また、こちらの患者さんが肩身の狭い想いをする必要はなく、同時にご家族の方もまったく恥じる必要のない病気である、とされています。
認知症のハンドブックの設置場所とは?
ハンドブックの設置場所ですが、基本的に「精神科」などや「心療内科」このような科の待合スペースに設置がされていることが多いです。
これは、やはり患者さんが訪れ、そのご家族の方が対応のためにハンドブックを読む機会があるためだとされています。
家族との触れ合いが認知症予防には大切
認知症予防の最も重要なものは、「家族との触れ合い、会話である」とされています。
これは、心理学的にも証明されており、会話を多くすること、手足を動かして身体をこまめに動かすこと、このようなさり気ない行動が、認知症の予防にはつながるもの、とされています。
よく、奥さんが認知症になってしまった後に、旦那さんも相次いで同じ病気になってしまった、という話を聞きますが、これも家族との触れ合いが少なくなってしまい、寂しさなどが増加し、心に穴があいたようになってしまことから、発症がしやすくなる、とも言われています。
つまり、予防のためには、たくさん家族や近所の方、または職場の方やご友人やご親戚、このような方たちと会話をすること、触れ合いを持つことで、予防が出来るとされているのです。