認知症の介護は大変です。ストレスも溜まります。介護は必要なのですが、ストレスや悩みを解決しないと、家族も参ってしまいます。
認知症の介護の負担を和らげるには、施設の利用と良い先生を見つけるのが一番良い方法です。
辛すぎる認知症介護の現場
認知症になったら、2つの症状が起こります。一つは中核症状の物忘れで、もう一つは周辺症状です。周辺症状には徘徊や妄想、幻覚などがあります。
この2つの症状はどちらも認知症の介護のストレスになるんです。物忘れがひどくなったら、毎日同じことばかり言います。
1回や2回だったら気になりますが、毎日10回以上同じことを聞かされるのは、ものすごく大変です。うんざりして、怒り出す人もいますよ。
周辺症状はもっと大変です。徘徊で毎日いなくなったら、探すだけでも苦労します。自分にはまったく見えないものが見えると言い張って、どうすれば良いのか分からなくなったります。
早めに施設を利用しよう
介護でストレスが溜まってきたら、早めに施設を利用しましょう。介護認定をまず受けて、それから施設を探しましょう。老人ホームのような施設は空いていないことがあります。
デイケアの施設を探すのが現実的です。デイケアのスタッフは認知症の人の行動に慣れているので、うまく対応してくれますよ。
自分の家から離れ過ぎたところは通うのが大変なので、なるべく近くの施設に行くようにしましょう。認知症のお年寄りが施設に行っている間は、家族はほっとできます。
自分の好きなことをできる時間が持てるようになるので、ストレスの解消になります。短期間滞在できるショートステイもお勧めですよ。
こちらは自分が旅行に行く時や、病気になった時に頼みましょう。ショートステイは特別養護老人ホームや、有料老人ホームが実施することが多いです。
そのような施設の空いている部屋が使われます。滞在しているときは、身の回りの世話はすべてしてもらうことができるので、安心です。介護をしている人は大変なので、たまにはショートステイにお年寄りを預けて、のんびりと温泉にでも行きましょう。
良い先生を見つけること
認知症は治療しないと悪化していくので、病院で診てもらうことは必要です。家族の話をよく聞いて、家族の大変さを分かってくれる人を選びましょうね。
一番大切なことは、薬の出し方です。認知症で家族が一番困る周辺症状を和らげる薬を、出すのがうまい人を選んでください。周辺症状は薬でかなり良くなります。