高齢化社会のいま、身近な人が認知症になったとしても不思議では世の中になっています。そうはいっても自分の親、あるいは夫や妻が認知症になるということはショックが大きいことでもあります。

家族が認知症になったら

家族が認知症かもしれないと思ったとしても、はじめの頃は認めたくないという気持ちになるものです。

前よりも物忘れがひどくなっただけだと思うようにしたり、いままではできたことができなくなると、怒りにまかせて叱ってしまいがちですが、それでは症状をさらに悪化させてしまうだけです。

もしいままでとは違うと思ったらまずは、医師の診察をうけるということからはじめたほうがいいです。そのうえで認知症だとわかったら、家族で今後のことについてよく話し合っていったほうがいいです。

一番やってはいけないことは、認知症の人を介護する人がだれかに集中してしまうということです。

認知症の家族の介護には援助を受ける

認知症なのだということがわかったとしても、その人とずっと一緒にいることは、ストレスになってしまうことがあります、とくに家族で協力できていればその負担は分散されますが、一人の人が全部やるということになると、負担も一人の人に集中するということになるのです。

ですから、できるだけ多くの人が支えるようにしていく必要があります。また介護保険の補助をうけたり、自治体から受けられる援助はみな受けられるように、市役所などに申請にいくことも必要です。

ディサービスやヘルパーさんの借りて日々の時間を過ごすようになることも大切です。認知症になったからといって、いきなりすべてのことができなくなったりすべてのことをいきなり忘れてしまうことはないです。

介護には認知症相談を利用する

少しずつ症状が進行していくので、医師の相談したりしてできるかぎり進行を遅らせるようにしたほうがいいです。

また介護の中でどうしたらいいのかわからないことも多いはずですから、ヘルパーさんいに相談したり、介護をしている方に相談できるようなシステムつくりというのが必要です。

それにはヘルパーさんたちに自分の大変さを隠さずに伝えるということが必要です。
介護をしていることは恥ずかしいことではないです。

そして一人で抱えてしまうと介護をしている人が精神的に病んでしまうことにもなりますから、自分が息抜きできる場所や時間というものを持てるようにしておくことが必要になっていくのです。

認知症の問題はだれでも、他人事ではないことになるので、上手に乗り越えていく方法をみつけていくことが大切です。