認知症のご家族の方の場合、ご本人もご自身が認知症になってしまったことに、とても苦しみを感じていますが、一方でご家族様も、「今まで出来ていたこと、当たり前に出来ていたことが認知症になってしまった途端に家族が出来なくなってしまった」という絶望感をお持ちのケースが多いです。

また、急にどこかにフラフラと出かけてしまう家族を見て、いくら止めても、言うことを聞いてくれない家族に、悲しみと驚きを持つご家族様も少なくありません。

こうした方々向けに、認知症に関するセミナーというものが実施されており、これは、例えば地方自治体などや病院などで開催がされています。

認知症のご家族向けのセミナー

ご家族が認知症の方となっている場合、このようなケースは非常に増加しているため、各自治体などでセミナーが開催されていることがあります。

基本的に主に病院などや市町村、またはその都道府県の実施するもので、時期としては不定期に実施がされています。

ただ公式のHPなどに、このようなことを開催します、といった告知がされている他、病院などの場合には、出入口などの分かりやすい場所に、チラシが掲示されていることも珍しくありません。

介護に関するセミナーとは?

 

介護に関するものに対しても、同様に都道府県などのHPや病院に掲示がされています。

または、地方雑誌などにも同様にお知らせがされており、地域の新聞にもこのようなことが開催される、という広告が出されます。

それらを見ると、おおよその開催時期などが分かりますが、まず、基本的には一般の方がお休みである土日などが多い、とされています。

セミナーを通して仲間が出来ることも

このような開催されるものを通して、同じ認知症のご家族を持つ方々同士が、お知り合いとなり、さらに情報交換が出来る関係になることもあります。

やはり、同じご病気をお持ちの方のケースでは、相談などもしやすい他、他人にはなかなか言うことが難しい話など、このようなことも共有できるため、より家族への対応を良いものにすることが出来る他、「自分一人ではない」という、考えを持つことが出来るようになってきます。

このように、セミナーを通して、新しい仲間が出来るということと同時に、かなり苦しい気持ちであったものが、仲間を通して少しずつ楽になり、介護を頑張ろう、という気持ちになれるという方も多いです。