認知症についての相談窓口で、一番身近なところは、地域包括センターになります。
市区町村とも連携しているところで、介護や家族の接し方についても相談できます。
厚生労働省も困ったときや相談したいときにはと、すすめているところです。
どこにあるかとか、場所なども含めて、地域包括センターが分からない場合は、市区町村の役所の担当窓口に連絡すれば教えてもらえますし、また地域の民生委員児童委員でも教えてもらえます。
電話相談窓口とは
厚生労働省は認知症の電話相談窓口として、さらに、社団法人「認知症の人と家族の会」もすすめています。電話受付は月曜日から金曜日までの午前10時から午後3時となっていますが、困ったときの相談相手になってもらえます。
ここは、フリーダイヤルで電話相談を受けてもらえますが、認知症に関する知識や介護の仕方など、何でもどうぞということで、介護のグチや悩みも思う存分おっしゃって下さいとPRしています。
少しでも心が軽くなり、元気になってもらいたいというのが、会の趣旨になっています。
フリーダイヤルは0120-294-456で、全国どこからでも無料となっています。
ただ、携帯電話やPHSの場合は075-811-8418で、通話は有料になります。
研修をきちんと受けた介護経験者による相談なので、頼りがいがありますし、全国に支部があるので、そちらでも相談に応じてもらえます。
地域包括センターがおススメ
話は戻りますが、地域の実情に詳しく、現実的な対処ができるという意味では、先ほどの地域包括センターに相談するのがおすすめです。
身近な場所の老人介護施設の一角などが、活動の拠点となっています。その地域の病院の事情や、老人介護施設の事情に詳しいということをはじめとして、市区町村の役所とも連携していますので、地域で暮らしている人たちにとっては心強い、頼りがいのあるところとなっています。
日常から、民生委員児童委員の人たちとのつながりも大事にしたり、高齢者のためのおしゃべりサロンの開催なども通じて、多くの住民とも接している点が、何よりも相談窓口としての強みとなっています。
多くの情報を得る事が出来る
また、経験が豊富な職員が、日頃の活動で培ったノウハウも持っており、豊富な事例や様々な情報もしっかりキャッチしています。
加えて、地域包括センター同士の情報交換や意見交換も重ねているので、他の地域での具体的な対応策や解決策などに関する情報もあり、またお互いに、そういう点で助け合っているというところも、いいところです。
もう一つ、加えるとすると、機動力があり、いざというとににすぐそのお宅まで足を運んでくれるのは、とっても頼りになる点です。