認知症になりやすい人として、職業が関係していると考える人もいます。
認知症になりやすい職業
一番多いのは公務員がやはり多いようです。公務員は特に出世競争があるわけではなく、また解雇される不安があるわけでもないので、働くこと、考えることに対する意欲が少なくなっているということが関係していると指摘する人もいます。
その次はサラリーマンが多いようです。ただ、サラリーマンは人数の絶対数が多いので、母集団が多いということを差し引いて考える必要性がありますが、それでも認知症になりやすい人には入るのかもしれません。
やはり、サラリーマンでも認知症になりやすい人は上からの指示を素直に聞いて従っているだけの場合が多く、特に出世欲がなく、また、落ちこぼれているわけでもないというところにいる人がなりやすいと考えられています。
認知症になりやすい人
こう考えると認知症になりやすい人の職業はというよりは、普段からあまり大きなプレッシャーがかかっていない人がなりやすいという事が考えられます。
公務員が圧倒的に多いということを考えてみても認知症はいかに考えているのかということが関係してくる病気ということが言えるのかもしれません。
性格的にいうと、どんどんと前に出て人を動かしていくタイプの人はなりにくく、人に素直に従っていくタイプがなりやすくなる傾向がありそうです。
単に従っているだけではなくて、そのことに安心を覚えているか、信頼をしていて、自分で考えることをやめてしまっていると、認知症にかかりやすいかもしれません。
ですから、職業がというよりは、いかに頭を動かしているのかが大きく関わってきそうです。
公務員が頭を働かしていないというわけではありませんが、安定している状態でプレッシャーもなく働いている場合と、大きなプレッシャーを受けて働いている場合とでは、当然頭の働かせ方も変わることになります。
認知症にかかりにくい人
常に何かを造り出そうとか、人よりもいい生活がしたい、人の褒められたいなどの大きな欲求があると頭をフル回転させてその方法を考えることになりますから、これは認知症と大きく関係が出てくることになりそうです。
頭の細胞は考えれば考えるほど作られるということが分かってきています。
逆に考え無くなればあっという間に無くなっていくことも知られてきています。
ですから、良くとも悪くとも頭をフル回転していると認知症にはかかりにくいということがいえるかもしれません。ただ、ストレスが大きいと他の病にかかりやすくなるという弊害はあります。