認知症の人が2025年には700万人を超えると予想されています。65歳以上の高齢者が認知症になる比率が多いです。今後ますます増える傾向にあります。認知症とは本人だけが苦労される症状ではなく、その家族や周りの人々も苦労する症状なのです。
認知症とはどんな病気か?
認知症の原因は脳の細胞が壊れる症状です。それによって、今まで出来ていた事、例えば、仕事、掃除や洗濯等の家事や趣味が、少しずつ出来なくなります。
そして落ち込み、うつのような状態になります。
脳の細胞の分野別の壊れる影響は、まずは、記憶障害だと、 ご自身の昔話が出来なくなります。ぼんやりと思い出せそうで、思い出せない感じではなくて、記憶からすっぽりと抜け落ちてしまう感じです。
そして、昨日、友人と会った事などを完全に忘れてしまいます。
次に、判断力の障害だと、衣替えなどの作業を終わらせる事が出来なくなります。これは、何をどうすれば良いのか判断できないし、この行動には、こうした意味や効果があると認識も出来ないからです。
次に、言語機能障害だと、聞く・話す・読む・書くが出来なくなります。音声・文字などの言語情報を失うからです。
徐々に、話し言葉、書いた文の長さが短くなっていきます。文章を読めても内容を理解できなくなります。人の名前、物の名前が思い出せなくなります。
計算が出来なくなります。
自分のいる場所がわからなくなり、時間帯の認識が以前のように常識的に把握できなくなります。本人の生活習慣や性格により「徘徊」をしてしまいます。
元の場所に戻って来られなくなりますし、戻る必要性も感じなくなります。
歩き続けて最終的には、脱水や転倒や交通事故にあったりします。
ひどいケースだと、行方不明となったり、死亡することもあります。
本人に行きたい場所を聞きましょう。
昼間で本人が望む場所が近くなら、一緒に行きましょう。
それが徘徊の防止になりやすいです。
セルフチェックで、危険度を確認しよう
世に出回っている認知症チェックシートで、ご自身やご家族などのチェックが可能です。
ですがあくまでも参考レベルですので、認知症を確定させるものではありません。
認知症とは誤診される可能性のある病気なのです。
気になる結果が出ましたら、医師に相談する事をおすすめします。
認知症を診断しよう
100から7を順番に引いてください。正解なら問題ないです。
この診断結果はあくまでも参考です。
気になる場合は、医師の診断を受けることをおすすめします。