一般的な物忘れとは比較にならないほどの恐ろしい病気である認知症。テレビなどでも予防を謳った方法が良く紹介されていますが、本当に効果があるのか曖昧なところです。
その中でも、何を食べるか、という食べ物を変えていくことによって発症を防ぐという方法がありますが、本当に効果があるのでしょうか。
結論から言うと、食事を良いように改善していくと、認知症になるリスクが下がります。
これは科学的にも証明されていることであり、確かに効果があるのです。
では、どのようなメカニズムになっているのか見ていきましょう。
なぜ食べ物を変えると認知症を予防できるのか
認知症がなぜ発症するかご存知でしょうか。
原因には加齢によるものと言われているものや化学物質が原因と言われているものなどありますが、実はなぜ発症するのかがわかっていない種類のものもあります。
そのため、発症原因を一概には言えないのですが、数々の種類で大半の原因となっているものは、動脈硬化などを中心とした脳血管の異常によるものです。
脳血管疾患には、例えば脳梗塞、脳卒中など様々ですが、これが原因となるのは食べ物による生活習慣です。
つまり、認知症も生活習慣の改善によって未然に防ぐことが可能であるということなのです。
どういった食べ物で予防できるのか
認知症が増えたのは食の欧米化が原因と言う方もいますが、間違ってはいない意見かもしれません。
予防に効果的な食材というのは、主に和食を中心に使われており、そういった食材を食べることが少なくなったから患者が増えてしまったとも考えられるでしょう。
ではどういう食材が効果的なのでしょうか。
和食のなかでのメインと言えば、やはり魚ですよね。
この魚という食材も、実は発症を防ぐ大きな力を持っています。
その他にも大豆製品や納豆、オリーブオイル、セロリやしいたけなども効果があると言われているのです。
なぜこれらの食べ物で予防できるのか
食事をすることは生きるために必要なことですし、生きていくうえで一番大事なことではないでしょうか。
そういった中で認知症を防ぐ効果のあるなんとも不思議な食材を前述で挙げましたが、なぜこれらの食材は効果的と言われているのでしょうか。
実は先程の食材には共通点があり、それはどれも血管によい作用をもたらすということです。
例えば魚に含まれるDHAは脳の血管に良い作用を与える効果があることと同時に、同じく含まれているEPAによって血液の流れを改善させ、動脈硬化を防ぐ力を持っています。
魚以外にも例に挙げた食材は、抗酸化作用によっての更なる効果も期待できます。
このような理由から、食べ物からの改善を図っていくことで十分に認知症を予防することが可能なのです。