日本は世界一の長寿国で超高齢社会に突入し、どんどん高齢者の割合が高くなっています。長生きすることは基本的に良いことなのですが、一つ弊害が生じてることを認識しなければいけません。それは何かというと認知症になります。

2012年時点で約462万人もおり、2025年には700万人を超えると推計されています。これに予備軍を加えると1300万人となって、高齢者の約3人に1人が発症してしまった方または予備軍となってしまいます。

認知症予防

認知症は様々な要因によって脳の細胞が死滅してしまったり、働きが悪くなってしまったことで障害が生じることなのですが、一度発症してしまうと治すことが難しいので、予防することが非常に大事になります。

家族や周りの人に迷惑をかけないためにも生活習慣を改善して予防するべきです。それでは高齢者が認知症を予防するために生活習慣の改善するべきポイントについて見ていきます。

食生活の改善

まず、食生活の改善を挙げることができます。野菜や果物、魚を積極的に摂るようにしてください。特に魚に含まれているDHAやEPAは脳の働きを活性化させる効果があります。

肉食が中心になって魚を食べない方が増えていますが、脳にとって不可欠なので3食のうち1食は食べるようにしてください。

魚が嫌いという方はサプリメントでも構いません。最近のサプリメントはクオリティが高くなっているので、DHAやEPAを多く含んでいるものを利用してみてください。

コミュニケーションを取る

また、コミュニケーションを取ることも大事なポイントです。高齢者になるとあまり家から出なくなるのでコミュニケーションが少なくなる傾向がありますが、認知症を発症している方はコミュニケーション不足も大きな原因だと言われています。

したがって、家から出て、様々な人と交流することをおすすめします。地域の行事に参加したり、何かのサークルなどに参加するのも良いと思われます。

さらに脳のトレーニングも予防に効果的です。パズルやゲーム、読書、文章を書くなどのトレーニングを定期的に行うようにしてください。

有酸素運動

その他には週に3回以上散歩などの有酸素運動を行う、起きてから2時間以内に太陽の光を浴びるなどが挙げられます。それでも発症してしまうことがあるので、ちょっとでもおかしいと感じたら病院で診てもらうべきです。

初期段階であれば改善されるケースがありますし、症状を大幅に遅らせることができるので、絶対に放置しておくことのないようにしてください。