高齢化の時代、年齢を重ねるにつれて、認知症になる可能性が高くなります。
しかし、予防方法などを認識し、食事や運動、生活習慣のうえで気をつけていると、なりにくいこともわかってきています。どういったことかを知っておくと、本人はもとより、家族のためにも有意義なこととなります。

認知症の予防方法その1

脳血管の動脈硬化が進むと、認知症になりやすくなります。したがって、まず気をつけることは、毎日の食生活です。魚や野菜、果物を多くした食事がよいとされています。

魚では、サバ、サンマ、イワシ等の青魚に含まれるEPA・DHAといった油が効果的です。したがって、こういった魚を日頃からよく食べるようにします。

また、野菜や果物には、ビタミンCやEが多く含まれており、脳血管のサビをとる効果があります。したがって、毎食、野菜や果物、さらにはビタミンEが多く含まれるナッツ類を食べるようにすると、効果的です。

また、塩分のとりすぎに気をつけることで、動脈硬化をおこしにくくなります。

認知症の予防方法その2

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次に必要なことは、運動です。
難しいことではなく、よく歩くことを心がけるようにします。
歩くだけでも、認知症予防のための効果があります。若いうちから、身体を動かす習慣をつけておき、ずっと継続する意志をもつことが大切なこととなります。

年齢を重ねると、急に運動を始めることは無理があります。
しかし、若い頃から、身体を動かす習慣がある人達は、かなりの高齢になっても、その習慣が身についており、身体とともに、頭の回転も速くなっています。したがって、無意識に身体を動かす習慣を、毎日の生活の中でとりいれるようにしておきます。

また、よく噛むということも、あごの運動になり、高齢化を遅らすことにつながります
少しかたいものでも、よく噛むことで、脳に刺激を与えるため、よい効果があります。

認知症の予防方法その3

高齢者になっても、楽しみをもって、毎日生きていると、認知症になりにくくなります
自分の好きなことや、趣味など、楽しいと思えることを持っていることが、人を若々しくしてくれます。楽しいことがあると、生きることに意味があるようになり、長く元気でいようという力がわいてきます。

また、趣味仲間などがいて、共通の話題で話すことが出来ると、楽しい時間が過ごせるようになります。ひとりで家に閉じこもってしまわないことが、認知症予防方法として、大切なことになります。