年齢とともに、認知症のことが気になる方は多いと思います。
予防するにはどうしたらよいのかわからない方も多いはずです。

今回は、認知症の予防についてご紹介します。
まずは生活習慣から見直して、毎日少しずつ規則正しい生活に変えてみましょう。

認知症を予防する対策に食生活

日本食が世界でも健康的なものだと改めて認知されてきています。
和食には認知症の予防に効果的とされるDHAやEPAなどが多く含まれた魚や野菜などの料理が多いからです。

野菜や果物にはビタミンC・E・βカロチンなど抗酸化物質が含まれていて、老化の原因と言われている余分な活性化酸素の除去をしてくれます。

魚では特にイワシやサバなどの青魚に含まれているDHAやEPAは血液の流れをスムーズにするほか、脳の神経伝達をよくすることが分かっています。

アルコールを飲む時には赤ワインがおすすめです。含まれているポリフェノールの抗酸化作用はアルツハイマー型の認知症には特に効果的なものとなります。

認知症予防対策に運動習慣

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認知症が発症するのには脳への血流が大きく関係しています。それを活性化させるには体に酸素を取り込みながら行う有酸素運動をするのが有効です。

軽いジョギングや少し汗をかく程度の速度のウオーキング、水泳、ヨガ、エアロバイクなどをはじめは1日10分程度から慣れてきたら1日30分程度それを週に2日〜3日ほどすることで、脳への血流が増えて、酸素も取り込まれ脳が活性化するのです。
運動は生活にメリハリができることになり体調も整うようになってきます。

対策に人との接触、知的行動

認知症予防対策には人との接触を積極的にすることがあげられます。あまり、人と会わないような「閉じこもり」の人に認知症発症のリスクがとても高いのです。

また、日常生活の中にチェスやオセロなどのボードゲームや、パズルや文章を読んだり書いたり、また楽器を演奏したり、ダンスをするなどは脳のいろいろな機能を衰えさせないためにも大切なことになります。

認知症を発症させないための対策として、生活習慣病を予防することや、改善することは重要になります。生活習慣病により脳血管に障害が起きたり、脳の機能が低下することで発症すると言われています。そのために、高血圧、糖尿病、肥満やメタボリックシンドローム、脂質異常症などに対しての注意が必要です。

生活習慣からできる対策には、動脈硬化になる大きな要因となる高血圧・糖尿病・肥満に注意をし、食生活を整え、運動をする。お酒やタバコはストレス解消となる場合もあるがほどほどに、生活をアクティブに楽しみ、生きがいをみつけ、人間関係を意識的に円滑にし、定期的な健康診断などを受けて病気の予防や治療をしていくことです。